栄養豊富な蜂の子の食べ方
蜂の幼虫やサナギのことを“蜂の子”といいます。豊富な栄養素が詰まっている蜂の子は、日本でも古くから食べられてきた食品の一つです。
気になるのはやはり“食べ方”ですよね。
希少価値が高く市場にはあまり出回ることのない食材ですから、想像がつかない人も多いと思います。
そこでここでは、蜂の子の一般的な食べ方についてご紹介していきます。
蜂の子の食べ方
炒る
フライパンにサラダ油を引き、きつね色になるまで炒って食べます。シンプルですが、蜂の子本来の味が分かる食べ方です。
仕上げに塩やしょう油で軽く味付けする食べ方も人気があります。
バターとしょう油で炒める
バターで炒めた蜂の子に、しょう油で味付けをして食べます。コクがあり、バターとしょう油の香りが食欲をそそる一品です。
佃煮にする
砂糖、しょう油、酒、みりんなどで甘辛く煮詰めて食べます。味もよく染みて、食感も変わるため、炒めるだけという食べ方に抵抗がある人にもおすすめの調理法です。
市販でも、このように佃煮になって瓶詰や缶詰になったものが多く販売されています。
ご飯に混ぜる
蜂の子、酒、しょう油などをご飯と一緒に炊いて、炊き込みご飯のようにして食べます。蜂の子をあらかじめしょう油や砂糖で炒り煮にして、炊いたご飯に混ぜ込む作り方もあります。
長野や岐阜では現在でも食べられることのある郷土料理の一つで、「へぼ飯」とも呼ばれています。
蜂の子に含まれる栄養素
蜂の子には体のエネルギーになる炭水化物、たんぱく質、脂質をはじめ、体の調子を整えるビタミン・ミネラルも豊富に含まれています。特にアミノ酸の含有量は豊富です。
体の中ではつくられない、外から摂取する必要がある必須アミノ酸をすべて含んでいます。
これらの栄養素が、疲労回復、病気の予防、美肌などに効果を発揮します。
市販の佃煮やサプリもおすすめ
蜂の子にはいろいろな食べ方があります。簡単にできるものもありますから、蜂の子が手に入った時は挑戦してみましょう!
「自分で調理するのには抵抗がある」という人は、佃煮として販売されている市販品がおすすめです。
また、「栄養素だけ手軽に摂取したい」という人はサプリを取り入れるのも一つの手。
それらもぜひチェックしてみてくださいね。