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蜂の子はたんぱく質が豊富

蜂の子が古くから国内外の多くの地域で常食されてきた大きな理由はそのたんぱく質にあります。蜂の子などの昆虫食は、日本ではあまり広く普及していませんが、国連の機関でも世界的な食糧難の対策の一環として奨励されています。

蜂の子のたんぱく質含有量

蜂の子は人が生きていく上で必要な5大栄養素である炭水化物、たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラルを含みます。蜂の子はたんぱく質を100gあたり9.40g含んでいます。

厚生労働省が定めた日本人の食事摂取基準(2015年版)によると、たんぱく質の一日の推奨摂取量は成人男性で60g、成人女性で50gです。

蜂の子など昆虫のたんぱく質

昆虫はたんぱく質が豊富で、魚介類や肉類が手に入りにくい地域での貴重なたんぱく源となってきた歴史があります。

蜂の子をはじめ昆虫にはたんぱく質だけではなく、ビタミン、ミネラルが豊富に含まれています。加熱して調理すると問題なく食品として摂取できますが、昆虫には寄生虫や雑菌がいることもあるので、生食には危険が伴います。 農地周辺の昆虫は、農薬が残留している可能性があるので注意が必要です。

食品に含まれるたんぱく質の量

私達が日常的に食べる食品にたんぱく質はどの位含まれているのでしょうか?

納豆1パックあたり約12g、牛乳1カップ(200ml )あたり6.8g、卵1個あたり約6g、牛肉100gあたり約16g、豆腐100gあたり約5g、紅鮭70gあたり約16g、ご飯1膳(160g)あたり約4gのたんぱく質が含まれています。

このようにたんぱく質は普段口にする多くの食品に含まれています。一般に、たんぱく質の含有量の多い動物性食品は脂肪の含有量も多く、食べ過ぎると肥満や生活習慣病の原因になります。

蜂の子のカロリーと脂質

蜂の子のカロリーはやや高めで100gあたり250キロカロリー、脂質は約7.2g含まれています。蜂の子は高級珍味で価格も決して安くはないので、食べ過ぎるということは考えにくいですが、摂取量には注意するようにしましょう。

たんぱく質の働き

たんぱく質は20種類のアミノ酸が結合してできた物質で、筋肉、内臓、骨、血管、皮膚、髪の毛、爪など人の体の大切な構成要素になっています。

たんぱく質は酵素の原料となり代謝、消化、吸収などの触媒として機能しています。

たんぱく質は免疫グロブリンという抗体として、細菌やウイルスを排除する働きも備えています。

たんぱく質は血液中の赤血球の色素で、酸素を運ぶ機能を果たすヘモグロビンの材料になります。ヘモグロビンが不足した場合、動悸や疲労の原因になります。

たんぱく質が不足した場合

体に必要なたんぱく質が不足すると筋肉の量が減り体力が落ち、肌、髪の毛、爪の健康が損なわれていきます。精神的にも影響があり、集中力がなくなり、思考力も低下していきます。

蜂の子の摂取方法

蜂の子は栄養価の高い理想的な食品であっても、いざ食べるとなると、最も大きな障害となるのは見た目ではないでしょうか。佃煮や炊き込みご飯、バター炒めなどはどうしても蜂の子のかたちが残っています。

どうしても食べられない人は、サプリメントでの摂取を考えてみてはいかがでしょう。サプリメントは粉末、カプセエル、錠剤などがあり、抵抗が少なく摂取することができます。

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