蜂の子の旬はいつ?
蜂の子にも旬があります。未加工の蜂の子を家庭で調理する場合、この旬の蜂の子を使うと栄養価が高くて美味しいです。
参考URLhttp://www.acucouncil.org/02.html
上記の参考サイトにも書いてありますが、ご家庭での調理が難しい方は日本だと長野県や岐阜県で食べることができるらしいのでぜひ食べに行ってみてはいかがですか?
缶詰などの加工食品は、旬の蜂の子が使われているので通年で美味しく味わうことができますが、自分で調理する時は、蜂の子の旬を知っておくとよいでしょう。
スズメバチの子の旬
蜂の子の旬は蜂の種類により若干の違いがありますが、市場に多く出回っているのはスズメバチの幼虫です。スズメバチの子の旬は秋頃になります。
スズメバチ
スズメバチは女王バチと働きバチに分かれ、協力して子育てをします。スズメバチといっても多くの種があり、本州に生息しているのはオオスズメバチ、キイロスズメバチ、コガタスズメバチ、ヒメスズメバチ、モンスズメバチ、チャイロスズメバチ、クロスズメバチ、シダクロスズメバチです。
スズメバチの活動
スズメバチの一年間の行動から蜂の子の旬を知ることができます。
4月
ほとんどの種において女王バチは越冬中です。
5〜6月
越冬を終えた女王バチは早ければ5月頃から巣作りを開始します。6月に入ると本格的な巣作りの時期となり、この頃、働きバチの羽化も始まります。
7〜8月
7〜8月は巣作りが本格的になる頃で、種によっては巣が狭くなるので、別の場所を探すようになります。この時期、多くの働きバチが見られ、刺されやすくなるので注意が必要です。
9〜10月
9〜10月も引き続き営巣活動がさかんで、種によっては新しい女王バチが誕生する時期になります。キイロスズメバチやオオスズメバチは攻撃性が強く、刺されやすくなります。
オオスズメバチはこの時期、ほかのスズメバチやミツバチの巣を襲い、その幼虫やさなぎを自分達の幼虫の餌にします。
11〜12月
この時期はほとんどの種が営巣の活動を終え、新女王バチが羽化し越冬に入ります。ただしキイロスズメバチやオオスズメバチは11月末頃まで活動をします。
12月に入ると、すべてのスズメバチが活動を終えます。まだ巣に働きバチが残っていることもありますが、特に危険性はありません。越冬に入るのは女王バチのみで、働きバチは1年で寿命を終えます。
秋が旬
このようにスズメバチの活動からすると、9〜10月頃に巣が大きくなり蜂の子の数も多くなります。従って、秋頃が蜂の子の最も美味しい時期になります。旬の蜂の子は価格もそれなりに高く、高級品となります。
ただしミツバチは草食性で、春に多くの花が咲き、その頃に最も多くの蜜を集めるので春が旬になります。
旬の蜂の子の購入
旬の新鮮な蜂の子を入手するには、蜂の子を販売している地方で直接購入するか、または通販での購入に限られます。
旬の蜂の子は時期的な限定販売となり、数もそれほど多く出回らないので、購入を希望する場合は、早めに購入できる場所やサイトを調べておくとよいでしょう。