蜂の子で貧血改善
蜂の子は自律神経を整える働きがあり、血行を良くし、冷え症、不眠症、めまい、耳鳴り、貧血の改善に有効に働きます。また貧血予防のために必要な鉄分などのミネラルも豊富に含んでいます。
貧血の原因
貧血は鉄分の不足や病気が原因で起こります。鉄分は体内では合成されないので、食品から補給する必要があります。
鉄分の働き
鉄分は赤血球を作るのに必要なミネラルです。体内の鉄分の約70%は赤血球のヘモグロビンの成分になり、残りは肝臓、脾臓、骨髄などに 貯蔵され、不足すると必要に応じて使用されます。ヘモグロビンは酸素と結びつき、全身に酸素を運びます。
鉄分は吸収率が悪く、汗や尿と一緒に排出されるので、食品から摂取しても吸収されるのは10%程度だといわれています。
鉄分の必要量
厚生労働省の食事摂取基準2015年版によると、日本人の鉄分の推奨摂取量は成人男性で一日7〜7.5mg、成人女性(月経あり)で10.5〜11mgと定められています。
蜂の子の鉄分
蜂の子は100gあたり1.29mgの鉄分を含みます。
鉄分不足からくる貧血
体内に貯蔵されている鉄分が不足し、赤血球のヘモグロビンを作るために必要な鉄分が足りなくなると貧血になります。貧血になるとめまい、立ちくらみ、動悸などが起きます。
鉄分を多く含む食品
はまぐり、あさり、イカ、タコなどの魚介類、レバー、ダークチョコレート、ドライフルーツ、ナッツ類、ほうれん草やケールなどの濃い緑色の野菜に鉄分が多く含まれています。
貧血は鉄分不足の警告
鉄分は不足しても、しばらくは体内に貯蔵されている鉄分で不足分が補われるので、いきなり貧血などの症状が出るわけではありません。
しかし鉄分不足から貧血の症状が出た場合、体内に貯蔵されている鉄分でさえ不足しているという警告サインなので、そうなる前に毎日の食事から鉄分を補給することが大切です。
鉄分の摂取で注意する点
カルシウムやタンニンの摂りすぎは鉄分の吸収を妨げます。逆にビタミンCは鉄分の吸収を促します。蜂の子はビタミンCを含んでいるので、鉄分の吸収の効率を高めます。
病気が原因の貧血
子宮筋腫、不正出血などの婦人科系の疾患、知らず知らずのうちに胃の疾患などで出血している場合に貧血になるケースがあります。骨髄の疾患や、血液を造れない疾患も貧血になる可能性があります。
自律神経の乱れによる貧血
自律神経は交感神経と副交感神経からなりますが、ストレスや不規則な生活により自律神経のバランスが崩れると、血圧のコントロールの乱れや、血液の流れが悪くなり肩こり、めまい、頭痛などの症状が現れます。
貧血のような症状も起きます。しかしこの貧血は本来の貧血とは区別されます。血液検査により本来の貧血か、自律神経の乱れからくる貧血かを知ることができます。
蜂の子と自律神経
蜂の子は 必須アミノ酸のトリプトファンを含んでいます。トリプトファンは自律神経を安定させる効果のある神経伝達物質のセロトニンの原料となります。
セロトニンの合成にはトリプトファンだけでなくビタミンB6、ナイアシン、マグネシウムが必要ですが、蜂の子はそれらすべての成分を含んでいます。
トリプトファンは体内では合成できず、食品から摂取しなければなりません。またすべての必須アミノ酸をバランスよく摂取しなければ、いくらトリプトファンだけを摂取してもその働きはうまく発揮されないのです。
蜂の子は9種類の必須アミノ酸を含みます。従って蜂の子を摂取することによりトリプトファンが効率良く働き、セロトニンを合成し、自律神経の安定に寄与します。
貧血を改善するために
貧血は鉄分不足、病気、自律神経の乱れなど違った原因で起こります。貧血を改善するためにはまず、その原因を知る必要があり、適切な改善方法を選ぶことが大切です。